はじめの一歩 Round 1154 『紙上の線』

はじめの一歩 Round 1154 『紙上の線』のネタバレ

八木と会長が見守る中、万年筆を持つ一歩。表情はいつになく真剣である。
一度確認したのちに、紙にペンを充てる一歩。複雑な面持ちでペンを動かそうとする。
八木と会長が固唾を飲んで見守る。
一歩はそこで息が詰まり、カエルのような深呼吸をする。
その姿に、行動を急かす鴨川会長。
>これ、普通に名前でも書かせればよかったんじゃないですかね?

促されるままに、もう一度ペンを握り動かそうとする一歩。
しかしまたも息が詰まりかけなかった。
>これ、吐き気じゃね?

一歩の言い分は注目されすぎて震えなくてもいい手が震える、とのこと。
言い訳で間を持たせようとする一歩。しかし八木に諌められ、再び紙に向かう。
一歩にしてみれば、自分がパンチドランカーに認定されてしまうかもしれない試練である。
必死になるしかない。
そしてまた深呼吸。覚悟を決めて書いた線は真っすぐではあった。
まっすぐであることには変わりなく、一歩は確認を取るが、その線は微妙に縮れていた。
この状況では縮れて当然と開き直る一歩。
会長と八木は縮れていることを認めながら、精密検査・末端神経・状況証拠から異常はないとみなし、とりあえずシロとの判断を出す。

一歩はその判断に喜ぶも、改著は県議が晴れたわけではないと言葉を続ける。
打たれ脆くなっているのも事実。距離感が損なわれているのも事実。最も考えられるケースはダメージの蓄積である。
そこで会長は一か月間のジムへの出入りを禁止するという旨を伝えた。
理由はダメージ抜きに専念するためである。
グローブはおろかバンテージもつけることは許さないと。
八木は家業を継ぐ一歩にその時の支障があってもいいのかとダメージ抜きの重要性を語る。
会長は一か月後の姿を見て判断すると付け加えた。

一歩はその言葉を準備期間と解釈。ロードワークはいいのかと確認を取る。
つまり新型デンプシーロールの下地作りの期間とする考えを伝える。
会長が自分のために使ってくれた時間を無駄にしたくない。
一か月後必ず帰ってくる。新型を打てるようになってと啖呵を切る一歩だった。
その姿に会長は深く落ち込んでいるようであった。

次負けたら引退と決めていたとはいえ、このまま引退と言うわけにはいかない。何も試せず何も見せられずいなくなるのは御免だ。一歩はそう考える。
そして、家路までの道のりを全速力で駆けだした。

更にトレーニングを繰り返す日々に戻るのであった。

線を一本引くのに一話使うのは森川の御大だからこそできる業ですね。かなり今回はびっくりしました。
見ていて思い出したのは多いですが、こういう独特の魔の使い方は森川先生の得意技ですね。

それではまた