『君に届け』 episode92(2014年8月号

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『君に届け』 episode92の感想

有限実行!8月号の更新です☆
表紙はカラーで爽子。水彩で描かれているのか淡くて儚い感じ。
モノローグも[積もる「だいすき」と夢への決断とその2つが少しずつ…。]何とものっけから切ない。

もちろん物語も1P目から「行くなよ」と鏡を見ながら練習するケントの姿。
でも次頁では学祭の準備が始まって。3年生のテーマは「未来」。
どんなに悩んでいても、物語は進む。まるで時間は待ってはくれないのだと暗にほのめかしてるみたい。リアルです…。

体育の授業後。
爽子とちづには先にお昼を食べててと言い置いて、1人で体育教官室に鍵を返しに行くあやねちゃん。
ピンに鍵を返して

「…野球部勝ち進んでんだね」
「おう まあな 今年は俺が赴任してから1番いいチームだからな いくぞ」

頑張ってとあやねちゃんが言葉をかけると、かっこ良く「おう」と笑うピン。
少しの沈黙を挟んで

「…あのさ」
「ん?」
「あたし…推薦にするから」
「おう」

決意の言葉を口にするあやねちゃんに対して、ピンはあやねちゃんの顔を見ることなく承諾の言葉を返す。
あやねちゃんは放心。しかしさすがピン。そんなあやねちゃんに少ししてから気づいて

「なんだよまだいたのか! 聞いたよ 覚えてるっての!」

そう言って教官室から追い出してしまう。あやねちゃんは教室に帰りながら

『人のせいにすんなよ 結局おまえが自分でなんとかするしかねーんだ』

前ピンに言われた言葉を反芻する。
…わかってる!
唇を噛みしめる。

場面は変わって、ケントと一緒にお昼をとるあやねちゃん。
でもどこか上の空のあやねちゃん。
ケントも前回の千鶴の「龍の足ひっぱってる」という言葉が頭をよぎって。
推薦を選んだのに、あやねちゃんが塾に通い続けていることへの心配を口にする。
するとそれを聞いて

「…いーの 別に やめてもいーし」

言ってから「心配しないでよ」と笑いながらフォローするが

「なんで東京の大学考えてたの?」
「どうしてJ大だったの」

ケントはあやねちゃんを理解しようとストレートに言葉にする。

「―してもしょうがなくない?」
「行かないって言ってるのにそんな話したってしょーがないじゃん!」

語気も強めにケントに返す。それを受けてもケントは臆さず疑問を返す。
本当に行かない?それならすごく嬉しい。でもオレとつきあう前から考えていたんでしょう。
あやねちゃんと離れるのは嫌だから。でももしそうならオレも東京に行くとか―。

「留学に 強いの J大」

ケントの言葉が終わる前に言い切るあやねちゃん。
あやねちゃんと離れることが嫌なケントとしては想像を超えていた返答に驚く。そして声をかけようとすると

「推薦にするって言ってんじゃん! 言ってるのになんで なんで行かないっていう東京の大学の話するの!?
なんであたしの進路に自分の進路委ねんのよ!?ケントにはケントのやりたい事ないの!?全部あたし!?じゃぁうまくいかなかったら…あたしのせいになるの…」
「…あやねちゃん あやねちゃん こっち 見て言って」

一度もケントに顔を向けることなく言い切ったあやねちゃんに対して、ケントは優しく声をかける。
それであやねちゃんは気づく。自分がケントに酷いやつあたりをしていることに。

「オレは オレの一番大事な事を選ぼうとしてるんだよ」

この後、ケントは友達に呼ばれて席を外す。喧嘩してたのかと、友達に心配されるけどケントは

「多分 今 本音見せててくれたから」

っケントが、カッコイイ…。本当に真正面からあやねちゃんに向きあおうとする姿勢が本当にイイ男!
確かに「進路を彼女と一緒に」っていうのは不順すぎるけど、選ぶ権利はあるはずだもんね。
「すきとか つきあうとか たぶんそういうこと」あやねちゃんも気づいてる。

その日の放課後。塾がない日ということで「どっか寄ってく?」と尋ねるケント。するとあやねちゃんは「…前に言ってた…家 来る?」と誘う。もちろんケントはあやねちゃん宅にお邪魔する。

のほほんとした会話があって、でもふと勉強の話になりそうになって。あやねちゃんが話をそらそうとすると

「オレさ 来てみたかったんだよね あやねちゃんち」

「入れてもらえたんだなあ」って噛みしめるように呟くケント。
その姿を見て、もっとケントにやさしくしたい。大事にしたいと思うあやねちゃん。今日の昼のことも謝ると、ケントは「あやまんないで」って笑って返して。隣に来てって誘う。

「…あやねちゃんさ 今まで― …つきあってきた人ってどんな風につきあってたの?」
「…オレ 今までの彼氏とちゃんとちがうかな ちゃんとあやねちゃんのこと大事にできてる?」

切ない顔で、あやねちゃんの手を握りながら尋ねるケント。あやねちゃんはケントの顔を見上げて

「し してくれてるよ! …全然 ちがうよ…」

今までのケントとの素敵なシーンがリプレイされて黙りこむあやねちゃん。そんな姿を見たケントは手をギュッて握りしめて

「オレは オレはさ あやねちゃんは全然ちがう ちがう」
キスをしてそのままゆっくり押し倒して

「…すきだよ …もう 考えないで 留学」
「行かないで オレを選んで」

あやねちゃんの顔をしっかりと見て告げる言葉。その後首筋に顔を埋めて―。

ドン!

「…は はは もー!何真面目な顔してんのバーカやめてよね!」
「ビックリすんじゃん!もー起き上がってよそこどいて!」

そそくさとケントと距離を取って、話題を変えようとするあやねちゃん。

「いやだったら いやでいいのに 早かったら早いで …いんだよ 待つよ」
「あやねちゃんのほんとの気持ちならそれで― 真面目だよー… 傷つくよ―」
「だってオレ本気だもん あやねちゃんに」

言いながらも笑顔のケントにこっちが泣きたくなるっ!

「…オレと遠恋になるとかそういう想像て …あやねちゃんにはあった?」
「つきあう前から考えててオレとつきあうようになって ―受験の事頭にあってその中に…オレ いた?」
「オレのこと少しでも 頭にあった?」

あやねちゃんは微動だにしない。言葉も発さない。ケントに背を向けたままで―。
ケントは無言であやねちゃん家から出て行ってしまう。

言葉が なにも 見つからない

ケントのことが、頭にあったと肯定しなきゃ意味ないのに。

なにも みつからない

っうぁぁぁああぁ!!何か毎回最後で叫んでる気がするけど、うぁぁぁぁぁぁ!
とりあえず、君に届けにでてくる男性キャラクターがかっこよすぎてどうしよう!こんな高校生いるの!?こんな人間の出来た男子高生なんているんですか!少なくとも私の周りにはジョーみたいな奴しかいなかった!!ってかジョーは今なにしてるんだろ。早くジョーたちが出てくるくらいのほんわかした『君に届け』が観たいよぅ!

あやねちゃんはもっと素直になれば問題は簡単なのにね。って当事者だからこそわからないことも沢山あるんだよねー。でもケントにはまたにこやかな幸せオーラをまとって欲しいっ!だからあやねちゃんと是非とも仲直りして欲しい!…しかしどうしてもピンの存在も気になる―ぅ。

もうっ!次号はお休みらしいので10月号に期待!!!!!って2ヶ月もケントたちこのままだなんて酷すぎる(;へ;)