キングダム 第403話 『太后の狙い』

キングダム 第403話 『太后の狙い』の感想

著雍の戦いから二か月後。

要塞化の一途をたどる著雍の領有をめぐって、秦の首都、咸陽は揺れていた。

二年間姿を隠していた太后が、紛糾きわまる会議場に姿を現し、後宮勢力でその二都市を貰い受ける旨を伝える。


真意をつかみかねるエイ政と呂不韋。

不敵に笑みを浮かべる太后。

山陽一帯の勢力の強化と、三大宮家で戦乱の続く疲弊した最前線に莫大な経済効果をもたらす。後宮の名目はそれであった。具体的かつ意外な効果をもたらす提案に、息をのむ昌文君。

打算から前向きに検討すると申し出る李斯。

紛糾するばかりで先に進まぬ会議に見切りをつけ、山陽長官を宦官に任せる以外の細部を丸投げする太后。

宦官に任せることに狼狽する家臣たち。

真意を測りかねるエイ政、母に視線を向けるも、太后は呂不韋に目くばせし、宦官の頭巾を外させる。

その巨躯の頭巾を外したその姿は、ここではまだ無名のロウアイという者であった。

三大宮家の推薦する大人物と太后は付け加えた。


只でさえ問題の多い宦官、その上無名とくれば、家臣たちは狼狽する以外なし。

その中でただ一人李斯のみが、聞いたことのある名に思い当たる節があった。

その者こそ、呂不韋に送り込まれた男娼であると。李斯は呂不韋の方を振り返るが、呂不韋は顎鬚に手を抓み、じっとロウアイを値踏みする。ロウアイの顔は汗にまみれ、あらぬ方に視線を向ける。

その両者のやり取りにエイ政は疑問を覚える。


呂不韋に意見を求める太后。

意外にもその提案を快諾する呂不韋。

昌文君は反発するも、エイ政派、呂不韋派、後宮派の三すくみの勢力争いの中、その二派が賛同。

痛いところをつかれ、それ以上の反論を差し挟めない。

後のことを呂不韋に委ね、会議場を後にする太后一派。

そして、夜は更けていく。


エイ政は向のところに向かい、ロウアイの存在を問いただす。

しかし向は思い当たる節がない。紛糾するエイ政派の会議は、予想外の展開にどよめくばかり。

エイ政は自分の母を、占いなど信じるような人ではないと断じる。

その不安は徐々に母への不信と変わっていく。

向はその疑念を他所に、無邪気に義母の復帰を喜ぶ。初孫の顔を見せることができるからだ。

その無邪気さにエイ政は安堵を覚え、その案に一縷の望みを託す。


古都「雍」に李斯の命を受け潜入する朱凶。

太后とロウアイは閨での睦事の事後であった。

そのピロートークで、太后の恐るべきたくらみを知る。

太后の真の目論見は「軍をそろえ、国を作る」こと。即ち国を割ることである。

さらに朱凶は見る。二人に駆け寄る二人の子供。二人を父、母と慕うその子供たちは、まぎれもなく二人の子供であった。

驚くべき事態に我を忘れた朱凶は、頬に伝わる痛みに気付く。猛毒の吹き矢は朱凶の意識を刈り取っていく。

秦の内乱は秒読み態勢に入った。


≫私、歴史ものの場合予測してはいけないことを自覚しました。

 ボケるにボケられないので。

≫んで、こんなことやっているから、大陸では一代限りの王朝が多いんでしょうね。

 さらに、こういう歪んだ家庭環境だからエイ政君はこの後マッハで歪むんでしょうね。


それではまた。