はじめの一歩 Round 1123 『余韻、そして予感』

はじめの一歩 Round 1123 『余韻、そして予感』のネタバレ

扉絵は興奮冷めやらずただひたすらに走る一歩の図。

月刊ボクシングファンの編集部では、鷹村の「幻の国民栄誉賞」の記事原稿を丸めて捨てる藤井。素行不良で受賞資格なしと判断された噂を口にする飯村。来月号の売れ行きを気にしながら、それでも鷹村が成し遂げた歴史的快挙をたたえる記事で話題を独占することは間違いない。
しかし、飯村はもう一つの話題を口にする。千堂武士がゴンザレスに挑戦状をたたきつけたというものだ。これはナーゴのトレーナー、ビル・マーティンがゴンザレスと契約関係にないことを口にし、正式決定には至らなかった。
それでも順番を気にし、世界への挑戦の糸口をゴンザレスに求め、何とか戦う方法を千堂は模索するだろうと、飯島は口にする。また宮田と戦う方法もある。藤井の言う、日本ボクシングのフェザー級勢力地図の大幅変更がなされそうな予測を飯島は語る。しかし一歩が勝つことを前提としていた藤井は、少し残念そうであった。

ランニングに勤しむ鴨川ジムメンバー。鷹村以外の木村・青木・板垣・そして一歩が早朝の土手に走り集う。鷹村戦の熱はまだ冷めやらないようだ。
その当の本人は山口医院に通院がてら投げられて割った窓を直している模様。
足が治らないことにはどこにも行けない。鷹村の趣味の旅にも行けない。まずは足の治療に鷹村は専念するようだ。
>旅と言うより放浪という感じしかしませんが。

板垣の言葉にふとした疑問を口にする木村。
「あの人はいったいどこまで行く気なんだろうな?」
三つ目の頂点を手にした鷹村は、今後いくつの頂点を獲得していくのだろう? そんな問いかけである。
青木は諦観をもって「もはや負ける姿が想像できない」と。
宣言通り六階級制覇をした後、宇宙位置を目指すのではと冗談交じりに口にする。
「どんなに出世しても国民栄誉賞はもらえない」と板垣。
木村は自身の想像と皆の思いが合致していたことに、少し安堵し空を見上げ、拳を軽く突き出し、風が吹くようにこう言った。
「じゃあオレ達は、どこまで行くんだ?」
一度は引退を決意した木村の言葉に、板垣も一歩も応えることはできなかった。
ただ青木だけが木村に「それを言うな」と駄々っ子パンチを浴びせるのであった。

それではまた。