はじめの一歩 Round 1145 『芽吹きの一撃』

はじめの一歩 Round 1145 『芽吹きの一撃』のネタバレ

一歩復帰戦の前段階として、西島ジムの松浦とのスパーリング。一歩はそのスパーリングのさなか、試合の勘を取り戻しながら少しずつギアを上げていく。
そして見せたのは新型のデンプシーロール。縦のデンプシーロールであった。
その一撃は松浦の腕をガードの下からは直上げるほどの威力であった。

松浦はその跳ね上げられた腕が、何によってそうなったのかを理解できないでいた。
ただ何かが爆発した。
腕がもげたような感覚だけが気持ち悪く残った。
>10pの爆弾…いや、あれはボクシング漫画じゃなくてギャグ漫画でしたね。

その威力と衝撃に言葉を失う鴨川ジムメンバー。鷹村もその威力に驚きを隠せない。
しかし一歩は単に「打てた」と言うことに喜びを見出す。
自分の身体に種を植え付け、はぐくんでくれた鴨川会長に感謝の念が増す。
問題はその負荷に肉体が耐えられるかどうかである。

一歩は腕を跳ね上げたまま棒立ちの松浦の右に一度寄り、体を大きくひねらせ、大ぶりの右フック。
これはさすがにガードされるが、その反動を利用してのサブマリンアッパー。
これもガードされるが、松浦は腕が徐々になくなっていく感覚を覚え始める。
そしてその反動を利用して左フック。更に右フック。そしてアッパー。
一歩が拳を放つたびに、そこには大きな竜巻が、風神の二つ名に恥じない拳の奇跡が刻まれる。
筋繊維の断裂も痛みも感じない一歩は、さらに回転を上げ、その場には進化したデンプシーロールの新型の姿があった。

あっという間にロープ際に追い詰められる松浦。
しかし、とどめとなるアッパーは大きく空を切り、逆に松浦に意思表示の隙を与えることになる。
松浦はこの威力に恐怖し、駄々っ子のように拳を振り回し、これ以上の立ち合いを拒否。
それを感じ取った西島会長は中止を申し入れる。そこでスパーリングは終了となる。それに応じる鴨川会長。

青木と木村は一歩に人が悪いと皮肉を言いながらも、新型の手ごたえを聞く。
一歩は黙って背中で応えるのであった。

それではまた。